大型連休を、有意義に過ごせなかった私が身をもって学んだこと。
5月の連休は、カレンダー通りにお休みをもらえていた。
3日から7日までの5日間。
夫は魚釣りの旅に出るというので、本当にひとりで気ままに過ごせる……はずだった。
ああ。
それなのに。
私はこの連休、やりたい事の半分もできずに終わってしまった。
久しぶりに会う約束をしていたのに、それも改めてスケジュールを組んでもらうことになった。
部屋の掃除も、「メルカリ」というフリマアプリのおかげで少しはできた。でも、掃除できたのは氷山の一角だけだ。小さなアクセサリーボックスに入っていた10個のアクセサリーのうち、5個をフリマにだした、そんな程度だ。
気持ちの上では、少しばかりはすっきりしたけれど、部屋の中には、まだ片付けられないものたちが、たくさんたくさんたくさん、あるのだ。
唯一、楽しみにしていた観劇には行けた。けれど、風邪をうつしてはいけないと、いろいろお話ししたい人もたくさんいらっしゃったのに、なるべく接触を避けて、観劇が終わるとそそくさと帰った。
ああ、初めてお会いした皆様と、もっとお話ししたかった! いやしかし、完璧なまでの鼻声で、数秒毎にズルズルと鼻をすする女の印象は、あまりにも良くない。またお会いできる機会はあるはずだ! 後ろ髪を引かれる思いで、帰宅した。
なにをするにも、ぼんやりしてしまう。
5秒間隔で鼻をすすり、勢いよく鼻をかむ。
1分間隔で「ん、うんっ」と、咳をする。
30分間隔で、のど飴を舐めなければやってられない。
鼻の通りが悪いと、頭もぼんやりしてしまう。普段からぼんやりしているのに、より一層ぼんやり加減に拍車がかかる。
本を読んでも頭の中に入ってこないし、文章を書こうにも頭が働かず、ズキズキ痛んでくるしまつ。
いくら楽しみなことや、たっぷりとしたお休みがあっても、風邪をひいてしまっては本当につまらない。楽しみも半減してしまうのだ。
今年の大型連休には「体調管理の大切さ」について、本当に本当に体感しました。
鼻がつまる。
のどが痛い。
たったそれだけのことでも、がっつりやる気がそがれちゃいますから。
あーあ、また明日病院行かなきゃなあ。