ひろこの睡眠学習帖

寝言のようなことばかり言っています。

野球部のない高校に通っていました

今週のお題高校野球

 

タイトルから、すでにガッカリ感が否めないのだけれど、私の通っていた高校は野球部がなかった。女子校だったわけじゃなくて、普通の公立の高校だった。

 

私は、高校には絶対に野球部があるものだとなんとなく思い込んでいた。そのため、入学したとき結構ビックリした。

野球部が、ないなんて!

 

私自身は、運動神経もズタボロに切り裂かれているほどに悪いし、スポーツに興味はなかった。けれど、三つ歳上の姉が高校生だったとき。高校野球への出場権を獲得するための地方大会が始まって、姉は姉自身が通っていた高校の予選を応援しに行ったりして楽しそうだった。お友達同士で、キャアキャア言いながら「これぞ、青春!」みたいな感じだった。もしかしたら、彼氏か、好きな人がいたのかもしれない。

姉の楽しそうな姿を見ていたので、「あー、私も高校生になったら野球部の応援に行くのかな?」なんて、刷り込まれていた。

しかし、姉とは違う高校に進学した私はがく然とした。

 

野球部がない。

 

ラグビー部、ある。

サッカー部、ある。

バスケ部、ある。

陸上部、ある。

しかし、野球部が、ない。

なぜか、結構レアだと思うハンドボール部なんてあるのに、だ。

 

寂しかった。

 

私の思い描いていた高校生活は、速攻で打ち砕かれた。

 

近隣の、友人が通っている高校を応援するしかなかった。けれど、やっぱりそれでは全然面白くなくて、実際に球場まで観戦に行くことはなかった。

 

高校生活から、すでに20年近く経っているけれど、地方大会がはじまると、胸がちょっとキュンと痛い。

父も姉も母校の応援をしていて、「今年は一回戦負けやったー!」とか、新聞の結果を見てそれぞれ盛り上がっている。母は女子校卒なので、もともと関心を寄せていない。

 

私も、母校という絶対的に応援したくなるチームがあれば良かったなぁと思いながら毎年過ごしている。