ひろこの睡眠学習帖

寝言のようなことばかり言っています。

お金で買えない価値になるかどうかは、わたし次第だ。

今週のお題「今年買ってよかったもの」

 

今年買ってよかったもの。

それは、ずばり「体験」である。

 

買ったもの、というのはなにも「物体」だけには限らないだろう。

 

わたしが買った体験は「天狼院書店」という、一風変わった本屋さんが主催している「ライティングゼミ」というものだった。

仕事でちょっとした文章を書くことがあるため、改めて、文章力を高めるための技術を身につけてみようと思ったことがきっかけだった。

 

厳密にいうならば、わたしがこの「ライティングゼミ」に足を踏み入れたのは2016年10月のことなので、「今年、はじめて買いました!」とは言えない。けれど、学ぶうちに「もっともっとゼミで学びたい」と思うようになり、継続受講を行なうことを希望したのだった。そうして、わたしは今年の11月末まで学ばせてもらっていた。

 

文章を書く技術を教えてくれる、と言っても実際に役立つポイントは限られている。もちろんゼミで学ぶ中で「なるほど!」と、目からウロコがボロボロとこぼれ落ちるような内容もある。けれど、本当に重要なことはとてもシンプルで、難しく考えすぎると、かえってうまくいかないものだと学んだ。

 

「文章力を高めるためには、たくさん書くことが大事です。どんどん書いてください」と言われたことを真に受けて、このはてなブログも始めてみたのだった。

けれど、この「うまく書けるようになるには、沢山書く」というのはもっともなことだ。野球選手がはじめからホームランをバンバン打てるわけがない。フィギュアスケートの選手だって、はじめから四回転ジャンプが飛べるわけじゃない。何度も何度も、吐き気がして、ウンザリするほど何度も練習しなきゃできるわけがないのだ。

文章だって、おんなじだ。

そりゃあ、「今日は、サンドイッチを作りました。ハムとレタスをはさみました。美味しかったです」程度の文章ならば、なにも教えてもらわなくても誰だって書けるはずだ。

けれど、ちょっと気の利いた、「ついつい読んじゃうんだよねー、このお話!」と思ってもらえるような文章を書けるようになるためには、やっぱりたくさん書いてみて、自分自身だけのコツみたいなものを掴むしかないのだと思う。

 

文章の講座で教えてもらったことは、この先、わたしが文章を書いていく上でとても役に立つものだった。しかし、この「体験」が、お金には変えられない価値があるものになるか。さらに付加価値をつけることまでできるかどうかは、わたし自身がめげずにコツコツと続いていくしかないのだ。

 

今年一年かけて、よい「体験」を購入したと思う。この先は身についた「体験」を自分の中に取りこんでいきたい。