ひろこの睡眠学習帖

寝言のようなことばかり言っています。

ベッドで寝転びながらどうぞ! 秋の夜長におススメの3冊をご紹介

今週のお題「読書の秋」

 

いつも眠る前に本を読んでいます。めちゃくちゃ眠いときには、「読むぞ!」という気持ちだけあるものの、ページを開いて2行くらいで寝落ちします。ちょっと夜ふかししても良い、または少し早く布団に入った日にはかなり真剣に読んでしまって、寝るのがもったいなーい! と思ったりします。

 

さて、もう明後日から10月。秋の夜長と言われるほどに読書にぴったりの季節。

私が最近寝る前に読んでいる本、読んでいる途中の本、読みますよとは思いつつ読めずに置いてある本をご紹介します。

 

【絶賛読書中】

この世の春 上  宮部みゆき/著

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いや、もう、これはまだ読むつもりじゃなかったんですよ。八月末に発売されたばかりだし、ハードカバーは重いから、文庫になってからでも良かったんです。

でも! 名作中の名作「火車」を読んで以来、宮部みゆき作品のとりこになっている以上、読まないという選択はできません。とりあえず、帯に書かれている「ざまおみろ」のところまでは読めました。まだ上巻の半分くらいなのですが、伏線ありまくりです! 引っかかってつまづいてしまいそう! 冒頭は登場人物が多いうえにめまぐるしく展開して「えーと。誰だっけ?」となりそうでしたか、登場人物の相関図が非常に役立ちました! ああ、早く帰って続きを読みたい!

 

【いったん休憩中】

続けて読めよ! と、どこからともなく怒られそうですが。読みかけのまま途中になっている本がチラホラあります。もう読まない、という訳ではなくて。読むけれど、ちょっと間をおいてみようというものです。

 

神秘大通り(上下) ジョン・アーヴィング/著、小竹由美子/訳

www.shinchosha.co.jp

これはですね、単純にジャケ買いです。

アーヴィングが好きも嫌いも、ありません。村上春樹が好き、と言いながらも村上春樹が翻訳したものも読んだこともありません。

とにかく装丁というか、表紙の絵がきれいで……。ため息が出るほどでした。

読まなくても、絵を飾っておきたい! という気持ちが強くて手に取りました。

 

海外の人が書かれた作品は、カタカナが多いじゃないですか。名前がカタカナで表記されているので、あたりまえなんですけど。地名もだいたいカタカナですよね? それが苦手なんです……(アタマ悪すぎますね……)

何というか、あんまり頭に入ってこないというか。日本史は好きだけど、世界史が苦手、みたいな。なので、読めないかもな? と思っていました。

 

実際に読んでみると、結構難しいなあ……というのが第一印象です。

カタカナ嫌い、というのを抜きにしても、なんというか「設定」が日本人にはなじみがあまりないんですね。めっちゃくちゃザックリいうと、スラム街(ゴミ捨て場)に育った主人公が旅に出る話なんですけど。神に対する信仰心であったり、教会の孤児院のことだったり。すこし難しいんですよ。主人公は大人になって旅に出るんですけど、旅の途中で子ども時代の回想が入ってきたりしてなかなか入り込めませんでした。はじめのうちは。ですが……。なんというか主人公がめちゃくちゃ性に対する欲求が止められないというか、なんというか。「そんな展開になる?」みたいな思いもよらないことがサッと起きるんです。「えっ? ちょっとまって?」というようなことが。そうなると、もう目が離せません。めちゃくちゃ惹きつけられます。

ただ、いまは一旦休憩中です。上巻を読み終えたところまで。上下巻、というのが、慣れていない分少し息切れしてしまいました。

そこで宮部みゆき休憩です。

宮部みゆき休憩が終われば、また、主人公のとまらない性欲の旅(いえ、旅に出る理由はそんな下心じゃないんです)に付き合おうかなと思います。

 

【これから読むよ! でも時間をかけて、じっくりと】

源氏物語 上 角田光代/新訳

www.kawade.co.jp

今さらながらの源氏物語です。

でも、今だからこそ読みたいな! とも思えるんです。

なんというか、平安時代に書かれたお話ですけれど、このお話の中にすべてが詰め込まれているんじゃないかと思うんです。

禁断の恋愛、純愛、怪談、裏切り、嫉妬、年の離れた恋、不遇な育ち……。パッと思いつくだけでもこれだけあります。面白い要素てんこ盛りじゃないですか?

文章を書く勉強を始めて、ちょうど一年ぐらい経つのですが、「古典」と呼ばれている作品を研究するのはものすごくためになるんじゃないかな? と思っています。

しかし、この作品(上)なのですが、(中)(下)もまだまだこれから刊行予定とのこと。秋の夜長だけでは収まりきりませんが、ずっと手元に置いておく作品としてはいいのではないでしょうか。持ち運ぶにはちょっと……。腕がもげるかもしれません。

 

ちなみに、はじめて源氏物語を読むのなら、ご存知の方も多いと思いますが、

マンガあさきゆめみし大和和紀/著

 がおススメです。大体の流れが、これで分かります。高校古典のとき、大変お世話になりました。 光源氏、最低じゃない? とクラスで盛り上がったりもしました。

 

 これまでにご紹介した3つの本は、全てハードカバーで、長編です。

文庫本のように、気軽にバッグに忍び込ませるというには、ちょっと躊躇してしまいます。重いし、荷物になりますし。もちろん、カフェで読むのもいいですけれど、お家でゆっくりと、またはダラダラと読むのに最適かな? と思います。

長いお話ですし、持つと重いくて腕がダルい、という難点もあるので、秋の夜長に、ぜひベッドやソファでゴロゴロしながら読んでみてはいかがでしょうか?