読書はリスのように
このブログのタイトルを「睡眠学習帖」とつけたのには、いくつか理由があります。
今回は理由のひとつをお伝えしようと思います。
その理由とは、ズバリ!
「寝ているあいだにアイデアが受かぶようになるには、どうすればいいのか?」という、あまりにもズボラなものなんです。
......アホすぎますよね。
寝てるんやから、アイデアも何もないやろ! と怒られてしまいそうです。
しかし。
しかしですよ。
私の勤め先の社長は「夢の中で見たアイデアがいけそうだったから、まとめてみたよ」と平然というんです。
はじめて聞いたときは「あー、なんかヤバイ会社に入っちゃったな、こりゃ」と思いましたよ。夢のご神託とか、なんだか宗教じみた話が始まるのか、かなりヒヤヒヤしていました。
だけど、よく聞いてみるとご神託でもなんでもなくて。普通にアイデアが湧いてくるんだそうです。夢の中で。
う、うらやましい!!
でも、それはいつでもできるわけじゃないそうです。トレーニングしてできるものでも、なさそうです。
いろいろと悩んで、だいたいアイデアは出てるんだけど、あと一歩足りないんだよなあっていう時に夢でバチーーンとはまる……そうです。
……ムリ。凡人には、そんなんムリ。
いや、しかし、何とか、それを体得するためのコツを知りたい!
これができるようになれば、すっごく良い気がします。
社長に問い詰めてみたところ
「寝る前に本読んだり、家族に付き合ってドラマ見たりするから、それが意外と良いのかも」と。
仕事と関係ありますか?
「おんなじことばっかり考えててもループするだけだから、全然違うこと考えてたり、一回リセットする感じかなあ。でも無意識の中にはいつも問題はある感じにするの」
ほー。いいこと聞きました。
それ以来、私はだいたい眠る前に本を読むようにしています。同じ本をグッと読み込みたいこともあれば、何冊か平行してアレコレつまみぐいのように読むことも多いです。
読みたい本や、読みかけの本を何冊も枕の下にそっと隠しています。
そのために、慌ててふとんを畳もうとすると、バッサバッサと本が落ちてきます。
中には「あ! この本、途中になってた!気になってたんだよねぇ」というような本も出てくることも……しょっちゅうあります。
まるで冬眠前のリスのようです。
隠していた宝物を忘れてしまうなんて。
いえ、ただ単純にズボラなだけですね。おはずかしい。
でも、枕の下にそっと、大好きな本を入れてふくふくした気持ちで眠りにつくのは、とても暖かな気持ちになります。
まだアイデアを出すまでには体得できていませんが。
みなさまも、ぜひ一度お試しあれ。