ブログを続けることは、お風呂上りに髪を乾かすようなものだと思う。
ブログなんて、いまさら時代遅れじゃない?
いまどき、SNSで発信できるんだし、ダラダラ長い文章なんて、書く必要あるの?
3月の終わりからブログをはじめて、もうすぐ2か月になる。
ブログを始めた理由は、いたって簡単で「書くことを習慣づけたいから」
書くことが習慣になったのは、まだまだ日が浅く、2016年の10月から。
仕事で文章、適当に書いて! と頼まれることもあり「いや、適当はダメだよね」と思い始めていた。
少し、大きな仕事がはじまることになり「学生インターン」に文章指導してあげる、なんていう企画も、そのなかにあった。
文章指導! 学んだこともないのに、指導! むしろしてほしいわ……と思っていたけれど。さすがに高校時の「現代国語」が、文章制作における最終学歴である私が指導だなんてできるはずもない。やばいよ、やばいよ、と思いながら、「さくっと学んでみよっかなー」と気軽に文章を書くための4か月ゼミ、みたいなものに参加した。
そこからだ。
私の「文章を書くこと」に対する意識がガラリと変わってしまったのは。
はじめのうちは、課題をこなすだけでもやっとだった。週に一度、文章を書いて提出する。「絶対」ではないか、出さなくてもいい。
けれど、一応自腹を切って学んでいることだし、よっぽどのことがないかぎり、何とか書いて提出していた。
はじめは、「さくっと学んでみようなー」で初めて見たことだけれど、だんだん書かないと気が済まなくなってきたのだ。
今週は、めんどう提出しなくてもいいか、と何度も考えたけれど、どうしても「あ、あれなら書けるかも!」と思いつくと、いてもたってもいられない。いや、箸にも棒にもかからない、「何のために書いてんの?」って突っ込まれるような内容だとしても。やっぱりやらなきゃいけない、書かなきゃいけない気持ちになるのだ。
思えば、やっぱりやらなきゃと思わせられることって色々と日常にはあちらこちらに転がっている。
歯を磨いたり、食器を洗ったりもそうだろ。
面倒だよな、と思いながらも毎日やっていることのひとつに、お風呂上がりにドライヤーで髪を乾かすこともある。
ドライヤーは髪を痛めるから、タオルでていねいに乾かさなきゃいけないだとか、いや、ドライヤーは使った方が良いけれど、髪から離して使ってよ、とか。謎めいたルールを聞いたことすらある。長い髪をばっさりと切ったあとには「シャンプー、楽でしょう?」とか「髪、すぐに乾くでしょう?」なんて会話も交わされるくらいだ。
そもそもドライヤーを使わないだとか、それ、ドライヤー使う必要ある? というようなサザエさんに出てくる波平さんの髪型だとか。
ドライヤーを使うかどうかなんて、自由なのだ。使いたければ使えばいいし。面倒で「もう、今日は髪も濡れたままだけど、寝ちゃお」って寝てもいいんだし。
だけれど、翌朝に「あー、昨日乾かして寝れば良かったなあ」って後悔するような悲惨な寝ぐせがついていたり。濡れた頭が冷えてしまって、少しばかり風邪をひいてしまっていたり。
やらなければ、翌朝後悔するだろうなぁと目に見えているのならば、後悔しないように行動するしかないのだ。
なぜ、ブログを続けているか。
文章がうまく書けるようになりたいからだ。書いて、書いて、たくさん書くしかうまくなるには道はない。うまく書けるようになるために、4ヶ月のゼミに入ってみた。もちろんそのゼミではこれまで知らなかったノウハウを教えてもらえた。だけど本当に上手になりたいなら習うより、慣れろってこともあるのかもしれない。
毎日、髪を乾かすように。習慣としてドライヤーを使うように。私はブログを書き続けたいと思っている。
カーネーションと老夫婦
友人と久しぶりに会うために、街を歩いていると向かいから老夫婦が歩いてくる。80代くらいに見えるふたりは、付かず離れずの距離を保ちながら歩いている。
ふたりとも、少しだけおめかしをしているようで、おじいさんは帽子をかぶり、麻のジャケットを羽織っている。おばあさんも、レース地のカーディガンに、小さな真珠のネックレスと、胸もとにもブローチをつけている。ふわりとしたスカートをはいてしっかりとした足どりで、どこかに向かっているようだった。
すれ違った時に、おじいさんが手にしているものに目が止まった。
赤い、カーネーション。
造花ではないようで、少しだけ花びらがしんなりし始めている。けれど、ついさっきまでは水に浸かっていたらしく、葉先はみずみずしさを保っていた。
誰のためのカーネーションなんだろう?
おそらく、すでに亡くなられているであろう、おじいさんご自身の母に向けたものか。それとも、となりを歩いている、おばあさんに向けた話しがなのか。
ラッピングもされず、むき出しのまま、一本だけのカーネーション。
おそらくは、となりを歩く、妻に向けた花なのだろう。
慣れない花を手に持っているおじいさんは、少しだけ居心地がわるそうな、はずかしそうな表情だ。
長年、ともに暮らしてきた夫婦には、2人にしかわからないルールがたくさんあるに違いない。
歩幅を合わせながらも、少しだけ距離を置いて歩いている老夫婦には、これまでにどんなストーリーがあったのだろう?
だけれども、こうして少しおめかしをしながら、おそらく食事に向かうであろうふたりから、暖かく優しい気持ちをプレゼントされたようだった。
たった一瞬、すれ違っただけなのに。
今日は、母の日。
遠くに住む母は、カーネーションよりもバラの花が好きだという。
一度にたくさんお花をもらっても、一斉に枯れてしまうからさみしいと母はいう。それならば少しだけ時期を外して。きれいに咲いた花で優しい気持ちになれるように。母にはバラの花を贈ろうと思う。
もう2度と、あなたに髪を切ってもらわないよ。
今週のお題「髪型」
どうしても、ぴたりと決まらない。
頭の中が、ひとつの事柄でぎゅうぎゅうだ。
ああ、神様!
今すぐに髪を切りに行きたいです!
そんなふうに思うことって、女性のかたは特に多いのではないか?
なーんか、モッサリしてるんだよなぁ……
なーんか、寝ぐせついちゃうんだよね……
なーんか、今すぐに髪を、切りたいな……
この想いに駆られると、居ても立っても居られなくなるのは、私だけではないでしょう。
なんだか髪型が決まらないときは、もちろんのことだけれど。年末になると「今年中に髪をなんとかしなきゃ!」という気持ちが降り積もってくる。
しかし、私はこの「年末に髪をなんとかしたい」気持ちのせいで美容院選びを失敗してしまったことがある。
年の瀬もせまったころに、どうにもガマンできず、時々お願いしている美容院に電話をした。だけど、やっぱりみんな、同じことを考えているようで、もう予約でいっぱいだという。
うーん。でも、切りたいんだよー!
今年中に、このモッサリはやめて、スッキリとした気持ちで新年を迎えたいんだよー!
前髪も、ちらちらと目にかかって、うっとおしいんだよー!
そう思いながら、地域のタウン誌をペラペラめくる。
あ、そういえば。
駅前に新しい美容院がオープンしてたんだっけ。タウン誌に「オープン割引きクーポン」とやらが載っていて、年末まで有効だと書いてある。
ちょうど家からも近いし、ダメ元で電話してみよう!
電話をかけると、元気の良い女性スタッフがでてくれた。
「あのー、予約したいんですけど。もう年内は無理ですか?」おそるおそる、尋ねてみる。すると「あ、ちょっと確認いたしますね。(ペラペラ予約表をめくる音)お待たせしました! 店長で良ければあいていますよ」
おお! ラッキー!
店長、ありがとう!
私は予約をお願いして、いそいそと出かける準備をした。
この時に、気がつけば良かった。
忙しくて、新規の予約を受け付けられないような時期に「店長で良ければ」あいている、と言われた意味を……。
カランコロン。
「いらっしゃいませー」
あ、電話にでてくれた女の人かな?
「すみません。今朝電話して、13時の予約をお願いしたんですけれど……」
「はーい、お待ちしていました。あ、店長……。ちょっと出てしまってるので、すみませんが、少し掛けてお待ちくださいね」
ん? もう13時なのに、店長いないの? また、年末だし、あちこち挨拶したりとか、あるのかもね。そう思いながら、お店の中をキョロキョロ見渡す。雰囲気は悪くない。対応してくれた女性スタッフは、先に来ているお客様のヘアカラーのチェックなど、テキパキと動き続けている。お店のつくりも、ウッドベースの床に、名前は分からないけれど大きな観葉植物が気持ちよさそうに、あちらこちらに置かれている。空気も澱んだ感じはないし、この美容院はよさそうだな、と思っていたら。
「あー、お待たせお待たせ!」
ガランガランっとがさつに扉を開けた音がした。なんだか、その人が扉を開けてお店に入ってきたとたんに濁った空気も入ってきたように感じられた。
「ごめんねー、お待たせしちゃって! さ。こちらにどうぞ!」
私にむけて話しかけてくる。まさか、店長か?
店長の出現によって、お店の雰囲気は少し悪くなったように感じたばかりだったので、私の中で、少しばかり緊張感がただよう。
大きな鏡の前の席に移動して「今日は、どうされますかー?」とにこやかな笑顔を私に向ける店長。
一目見て「サーファーかな?」と思わせる。肌はしっかりと日焼けしていて、ロン毛とは言わないけれど、やや長めのヘアスタイル。前髪も長くてうっとおしくないのか、心配だ。歳のころは40台半ばだろうか。ひと昔かふた昔も前の木村拓哉に憧れているのかなと思わせる佇まいだ。黒いロンTの上にアロハシャツを着ていて、見た目で判断してはいけないと思いつつ「チャラ男」だと認定してしまう私がいる。
「あ、ちょっと揃えるくらいで。あとクーポンのトリートメントサービスも予約したときにお願いしたいんですが」
「はいはいはい。このあたり、ちょっとモサモサしてるしね! じゃ、はじめますね」
人の話をきいているんだか、いないんだか。
店長は、さっとハサミを持って、私の髪を切り始める。
「すてきなお店ですね。ちょっとこの町にはオシャレすぎるくらいです」
私は、なんとなく、お店を褒めるようなことを話した。店長に話しかけられると、なんとなく根掘り葉掘り聞かれそうに感じたからだ。
「オシャレすぎるかなあ? いや、僕ね、ここに来る前は表参道の店に居たんだけどね……」
ここから、店長の怒涛の自慢トークがはじまった。トップスタイリストとして活躍したり、芸能人の専属になったり、独立するのも引き止められて、2号店の店長として続けてほしいって言われたり……。どこまでが本当かはわからないけれど、うさんくささは、満点だった。サービス業のことはあまりわからないけれど、美容師さんは腕が良いことはもちろん大事だろうけれど、お客様の話を聞き出したり、共通の話題を見つけたりして「この人は、信頼できる」と思わせる必要があるんじゃなかろうか? よりによって、こんなに自慢話ばかりしていては、ダメなんじゃ……。店長よ、この町は話を聞いてほしいおばあちゃんばっかりだから、自分の話ばかりしてちゃ、お客様こないよ! そう言ってやりたい。
「前髪も揃える程度でいいよね!」店長は、私の意見を聞かず、前髪を揃えようとする。
「あの、前髪は短いのが好きなので、眉毛くらいまで切ってください」
「え? そんなのバランス悪いから! 前髪は長めに残しとかなきゃ!」
それが嫌だから来てるんじゃないか! 前髪短くしてくれよ!
「バランスのことは、気にしなくて良いので。切っていただけませんか?」なんとか食い下がる私。しかし、店長は切ってくれなかった。
「僕が良いっていうスタイルが一番良いから! ね? ほら! この長さがちょうど良いから!」
そう言って、1ミリくらいしか、前髪は切ってくれない。
何がなんでも切ってくれないのか。そう。ならもう、何も言わないよ……。
「じゃ、シャンプーとトリートメントしていきますから」そう言って席の移動を促し店長。
私はシャンプー台にグッタリと横たわる。顔の上にペラリとしたフェイスペーパーが無造作に置かれる。私はこのシャンプーの時、顔に載せられるタオルやフェイスペーパーが大嫌いだった。なぜなら、まるで死体の顔にのせる布みたいじゃないか。そう考えてしまいと、どうしても載せてほしくないものに思えた。
「すみません、この布載せられるの好きじゃないので、外してもらいたいんですけど」
そう訴えてみたけれど、店長には伝わらなかったようだ。「一応載せとかないと、顔に水がかかったら嫌でしょ?」
うん。もう、いい。店長とは話しがあまり、通じないみたいだから。
店長のシャンプーは、結構強くて痛く感じたし、シャワーのお湯の温度も高めです熱かった。
「ちょっと痛いです」「ちょっと熱いです」そう訴えても店長には伝わらない。なにごともなかったかのように、トリートメントを私の髪に塗りたくり「少し、時間おきますね。えーと10分くらい」そう言って店長はその場を離れていった。
10分くらい、と言われても時計も見れないし。
一応寝そべっているような姿勢だからウトウトしながら待つとしよう。それにしてもトリートメントってシャンプー台で寝かせた状態で待たせるものだっけ? 一回イスに座ったりしない?
そんなことを考えていたら、店長はガランガランっと音を立ててお店から出て行ってしまった。
えっ? 10分のあいだに、お店の外に出ちゃうの? ちょっとちょっと! おーい!
なんなんだろう? この美容院、っていうか店長。なんだか、ちょっと私には理解しきれない。トリートメントを待っているあいだに何本か電話がかかってきて女性スタッフが対応していた。電話先のお客様に「店長なら空いている」と伝えるたびに断られているようで「また、来年よろしくお願いします。良いお年をおむかえください!」と言って電話を切っていた。
そうこうして、店長は戻ってきた。10分近く経過したらしい。
「お待たせしましたー。じゃあ流していきますねー」
そう言って店長は私の髪をシャワーで流し始める。
……タバコ臭い! 10分の待ち時間で、店長、あなたタバコ吸ってきたんですか? その指で客の髪を触る? いやー、ありえない。いくらなんでもダメだろう。タバコを吸う人がダメというわけじゃないけれど、このタイミングでタバコを吸ってきちゃあダメだろう!……顔にもシャワーのお湯、かかってるし! イライラするがあとちょっとガマンして早く家に帰りたい。そう思っていた。
ドライヤーで髪を乾かしてもらい、女性スタッフの方からの「申し訳ありません」というまなざしを感じながら、私はもうあまりしゃべることもなかった。一刻も早く帰りたかった。
店長は、仕上げたヘアスタイルに満足しているようで「やっぱり、前髪のバランス、いいね! ね?」と私の同意を求めてくる。曖昧に「はあ、まあ、そうですかね……」とうなずいて、その場を終わらせようとする私。私がうなずいたことで満足した店長は満面の笑みを浮かべていた。
髪を切りたい、という当初の目的は果たせたのだから良しとしなければ。たとえタバコ臭い指先で髪を整えられたとしても。前髪もあまり切ってもらえなかったとしても。
会計をしている最中に、また電話が鳴る。店長でもいい、というお客のようだ。
かわいそうに。
もう2度と、私は店長、あなたに髪を切ってもらいたくない。
なんだかとっても疲れてしまった。「良しお年を」と言われて美容院を後にした。
家に帰ったら、前髪を短くして新年を迎えよう。そう思いながらトボトボと歩いた。
歯ブラシみたいなココロについて
朝起きてすぐと、眠る前の1日2回。
歯をみがく。
もう四捨五入したら40歳なのに、どうかと思うけれど、私は歯をみがくのがヘタくそだ。
歯みがきがヘタだなんて、意識したこともなかった。小学生の時に、「歯の衛生月間」のようなものがあった。みがき残しがあるかどうかを調べるために、何やら口の中が真っ赤になる錠剤みたいなものをいれて、みがく、というのがあった。鏡を見ないでみがいて、歯が赤くなければ、きちんとみがけている。赤い箇所があれば、その部分はみがけていない。みがき残しがあるから、ムシ歯になりやすい、ということだった。
私はいつも、上の前歯をみがき残していた。どうも、すこしへこんでいるために、うまくみがけないようだった。意識して、前歯を一本ずつ、歯ブラシを縦に使ってみがきなさいと何度も指導された。
また、歯ブラシも、こまめに新しくしなさいと言われた。どうやら、力強くゴシゴシみがいているらしかった。歯ブラシが毛羽立って、ブラシの先端がアッチコッチ向いてしまう。そんなブラシでは、前歯はうまくみがけないし、前歯以外に歯もうまくみがいていないのだという。
ふーん。そっか。
小学生の私は、あんまり気にもとめずにいた。真っ赤な前歯は、ちょっとショックだっだけれど、「口の中が血だらけやー」と言いながら、ふざけていた。
歯みがきなんて、毎日する、もはや習慣のようなものだ。
だけど、無意識のうちに手を動かしていると、いつものクセがでて、みがき残しがある。歯垢や歯石になってしまったり、ムシ歯になってしまうのだ。
細部まで意識して、手を動かさなきゃいけない。たかが歯みがきでも、そうなのだ。私は。
歯みがき以外では、どうだろう? いつものことだと、無意識に行動して、あとから後悔してないかな? ふと、そう考えてみる。
朝から、けばけばした歯ブラシみたいな気持ちで、夫にきつく当たってしまった。ケバだった、いらいらした気持ちを深呼吸してリセットしよう。新しい歯ブラシに取り替えるように。
さて、ていねいに前歯を磨くように、今日もがんばろう。
クセだらけの思考はやめて、柔軟で、細やかな仕事ができるように。今日も1日、がんばりたい。
大型連休を、有意義に過ごせなかった私が身をもって学んだこと。
5月の連休は、カレンダー通りにお休みをもらえていた。
3日から7日までの5日間。
夫は魚釣りの旅に出るというので、本当にひとりで気ままに過ごせる……はずだった。
ああ。
それなのに。
私はこの連休、やりたい事の半分もできずに終わってしまった。
久しぶりに会う約束をしていたのに、それも改めてスケジュールを組んでもらうことになった。
部屋の掃除も、「メルカリ」というフリマアプリのおかげで少しはできた。でも、掃除できたのは氷山の一角だけだ。小さなアクセサリーボックスに入っていた10個のアクセサリーのうち、5個をフリマにだした、そんな程度だ。
気持ちの上では、少しばかりはすっきりしたけれど、部屋の中には、まだ片付けられないものたちが、たくさんたくさんたくさん、あるのだ。
唯一、楽しみにしていた観劇には行けた。けれど、風邪をうつしてはいけないと、いろいろお話ししたい人もたくさんいらっしゃったのに、なるべく接触を避けて、観劇が終わるとそそくさと帰った。
ああ、初めてお会いした皆様と、もっとお話ししたかった! いやしかし、完璧なまでの鼻声で、数秒毎にズルズルと鼻をすする女の印象は、あまりにも良くない。またお会いできる機会はあるはずだ! 後ろ髪を引かれる思いで、帰宅した。
なにをするにも、ぼんやりしてしまう。
5秒間隔で鼻をすすり、勢いよく鼻をかむ。
1分間隔で「ん、うんっ」と、咳をする。
30分間隔で、のど飴を舐めなければやってられない。
鼻の通りが悪いと、頭もぼんやりしてしまう。普段からぼんやりしているのに、より一層ぼんやり加減に拍車がかかる。
本を読んでも頭の中に入ってこないし、文章を書こうにも頭が働かず、ズキズキ痛んでくるしまつ。
いくら楽しみなことや、たっぷりとしたお休みがあっても、風邪をひいてしまっては本当につまらない。楽しみも半減してしまうのだ。
今年の大型連休には「体調管理の大切さ」について、本当に本当に体感しました。
鼻がつまる。
のどが痛い。
たったそれだけのことでも、がっつりやる気がそがれちゃいますから。
あーあ、また明日病院行かなきゃなあ。
いろんな意味で話題になっている「メルカリ」を使ってみた
ゴールデンウイーク、1日目が、過ぎようとしています……。
時間が経つのが早すぎます!
さて、今日は掃除がてら、我が家にある「売りたいけれど迷っていたもの」に着手してみました。
それは、アクセサリーです。
ジュエリー、とは言えないレベルの、ちょっとした天然石がついているリングやネックレス。
もう、つけないけれどコレクションとしてずっと持っていました。
だけど。
ただ、そこにあるだけ、なんです。
確かにひとつひとつはキレイだし、かわいいなって思うんですけど、「これはもう、2度と身につけないだろうな」って思ってしまって。
これは、もしかして「ときめかない」ってやつかしら? コンマリさんの掃除術、発動しちゃった?
でも、ザザッとゴミにするのもなー……と思い、ピカピカに磨いてフリマに出してみました!
そうです、いま色んな意味で話題沸騰中の「メルカリ」というアプリを使ってみました。
出品するのは結構簡単でした。
写真を用意して、出品するアイテムについての紹介を記入。いつ購入したか、とか、定価はいくらだった、とかですね。
私はかなりうろ覚えで「多分、10年前ぐらいに多分2万円ぐらい」こんな感じです……。
それでも、購入してくださる方がいてありがたい話です!
いろいろとルールがあって、購入された方から「他にはどんな品がありますか?」
と聞かれたので、問い合わせてくださった方専用ページ、と書いてみましたが、
「メルカリルールは、早い者勝ち! 専用ページなんてありません!」と言われ、すこし戸惑ったりもしました。
使用ルールをちゃんと読まなきゃだめですね。
反省……。
何人かの方にご迷惑をおかけしてしまったものの、いくつかはお譲りする方も見つかって良かったです。
しかし、今日丸々、一日中メルカリ対応だったと考えると、割に合わないかもなぁ〜とソロバンをパチパチ弾いてみたりします。
まあ、連休初日なんて、こんな感じですよね!
ゴールデンウィークなのにー!
あーあ。
だめだこりゃ。
せっかくのゴールデンウィークなのに!
風邪をひいてしまいました……。
ことの発端は、4月27日。
職場の普段、全く触らない、コンセントの墓場と化しているような場所を掃除したことからはじまる。
パソコンやら電話機やらのコンセントが、ぐちゃぐちゃと絡まり合っていて、「タコ足配線とはこのことですよ!」といわんばかりのありさまだった。
なぜそこを掃除することになったのかというと、その中から一本のコンセントを探し出すためだった。PCを一台新しくしようということで、お役ご免となったPCを片付ける必要があったのだ。
ゴールデンウィークは、掃除をしようと決めていた私は、職場の掃除も良いものだな、くらいの気持ちで取り組んでいた。
が、しかし。
ここに落とし穴があった。
コンセントの墓場は、ホコリまみれだった。
ほとんど掃除をしない部屋の片隅で、コードにからまりあっているホコリがブワリブワリと舞い上がる。
マスクを着けずに掃除に挑んでしまった私は、思い切りホコリを吸い込んでしまった。
これが大失敗だった。
翌日の4月28日から、じわりじわりとノドが痛む。市販薬を飲んで、なんとか対処したかったのだけれど、ときすでに遅し。
ピリッという程度の痛みが、次第に
チリチリ
ピリピリ
ビリビリ
と、段階を踏んでひどくなる。
挙げ句の果てには、熱まで出てきた。
......とにかく、病院へ行こう。
連休前だからか、8時45分からの受付をまつ人がすでに10人近く並んでいる。
フラフラする身体をなんとか保ちながら、いま、待合室で診察を待っている。
あーあ。
今日から5月なのに。
爽やかな気候! まぶしい新緑!
それなのに、私の身体の節々はギシギシと痛み、ノドがギリギリと痛む。
あーあ。
早く良くなってくれー!
ゴールデンウィークを満喫できますように!